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府中のリノベ2府中のリノベーション2

2階をワンルームLDKとしたリノベーション

改修前は夫婦二人の為に設計されたゆとりのある住宅
中古住宅として購入された家族は御夫婦と子供3人の5人家族

そのまま数年住み子供たちが成長すると間取りが家族に合わなくなってきた。
家としての創りはしっかりしているが、木製引戸の機密性が悪く隙間風があり冬がとても寒い。
カナダ人の御主人は建具と廊下で仕切られた空間よりもおおらかなワンルームを希望。
そんな不満を解消するべく改修工事をおこなった。

それぞれの部屋の使い方を見直して
一階の広い主寝室を3人の子供部屋に、客室(子供部屋として利用していた)を主寝室の用途替えし、
2階の和室を子供たちの勉強部屋に改修した。子供たちが更に成長した時は1階を子供たちのスペース
とし2階の勉強部屋を主寝室として利用する計画とした。

もともと冬の寒さを気にされていた奥さんは2階のLDKをオープンにする事には躊躇されていたが
御主人の強い希望もありワンルーム化を承諾された。
冬の寒さ対策として木製引戸(既存の引戸は納まり上かなり隙間風が発生する構造になっていた)
の改修をおこない機密性を高め、一階の階段下にFFの灯油式FFファンヒーターを設置した。
改修工事後に冬を過ごされた感想を聞くと、心配していた寒さはかなり解消されて2階の広々とした
空間は快適で前の間取りが思い出せないくらい、各部屋の使い心地も良くなり住みやすくなったとの
感想を頂いた。





茅ヶ崎のリノベーションPasted Graphic

キッチンがダイニングにはみ出したデザインが特徴のリノベーション

茅ヶ崎の海まで歩いて6分程、大きなバルコニーからは富士山が目の前に見える最高のロケーション。
マンションを購入するに当たってのネックはリノベーションでの重要な希望の一つ
アイランドキッチンを配置する事が難しい物件である事だった。
マンションの構造が壁構造の為、RCの壁を取り壊すことが出来ないのだ
ただ以前「船橋のリノベーション」をやった際、壁構造の壁が残っても仕切られた扉や枠・木部の壁
を解体してオープン化するだけで雰囲気が大きく変わることを経験済みだったので物件購入を後押しした。

今回のキッチンのレイアウトはオープンなアイランドキッチンではないがLDに対してのL型の配置で、
視線的には対面キッチンに近く、吊り戸棚も容易に配置も出来る。
少し奥まったキッチンは雑多な部分がLDからは目線に入らず使い勝手の良いキッチンでもある。

更にキッチンをLDと一体化する為、あえてキッチンカウンターをダイニングにはみ出させ
吊り戸棚から続く棚を90度振りながらLDに面する収納棚と一体化してデザインした。

アイランドキッチンは実現出来なかったが、LDと一体化した使い勝手の良いキッチンができ
御施主さんから満足して頂く事が出来た。

寝室は小上りとして床下を収納スペースとして利用(当事務所のマンションリノベーションとしては定番
になりつつある)し限られた面積の中でゆとりの収納を確保した。

玄関は土間を拡張し御夫婦の自転車を2台置けるスペースを確保。
LDの横の個室は通常オープンにして使い、機能的にはプロジェクター投影によるAVルームとなっている。
個室として仕切れるので、来客スペースとしての仕様も可能になる。




相模原のリノベ相模原のリノベーション

築20年のツーバイフォー住宅のリノベーション

改築前は中央の階段室が2階の14帖のLDKと8帖間+2帖のクロゼットを分断した少し変わった間取りだった。
ツーバイフォー構造は大規模な壁の変更が困難な為、間取りの変更はそこに2ヶ所の引戸を追加し計4ヶ所
の淡い水色の引戸で繋げただけであまり大規模な間取りの変更は出来なかった、
その他に一見無駄なスペースだった階段室を手摺り加工し飾り棚スペースとしてデザインした。

こんなささいな変更が、2階スペースの使い心地を劇的に変化させた。
4枚の引戸によって仕切られラれたLDKと子供のプレイルームは階段室を介して丁度良い距離感で繋がり
心地の良い空間に生まれ変わった。
飾り棚でデザインしたといえ機能的には無駄なスペースと思っていた階段室は家全体の中で何とも言えない
距離感と8の字の回遊性を生み出し想像以上の機能を提供してくれた。





Pasted Graphic 2Pasted Graphic 1

LDK全体に横に伸びるのびやかな収納棚で全体を構成したリノベーション

ナラの突き板貼りの壁に囲まれた対面キッチンには天井からステンレスの金物で吊った吊戸棚を配置している、
この吊戸棚はキッチンとダイニング両方から普段使いのコップやお皿を出し入れ出来る造りになっている。

このマンションはバルコニーへの窓が腰窓になっておりバルコニーへの出入りがとても不便であった為、
階段状の収納棚を配置しテレビ台と一体化したデザインでまとめ不便さを解消した。
また、奥にある部屋を主審室とし天井高さを1650ミリと割り切ることで大容量の床下収納(広さ8帖・高さ800ミリ)を設けた。
リビングから見える寝室への階段が収納棚と共デザインして配置されインテリアのアクセントにもなっている。



Pasted GraphicPasted Graphic 1

はじめての Re;Form No.3(PLUS1 LIVING 別冊)2012/08月 掲載


ポスターやイラストを描く為のアトリエをLDKに面して置いたリノベーション

アトリエはランダムに穴の空いた本棚により仕切り、セミオープンな形で配置した。
アトリエの前は小上りとテレビカウンターが繋がり囲まれた雰囲気の落ち着いたリビングになっている。
キッチンは配管の都合からシンク部分が壁に面しコンロがダイニング側にある対面型のキッチンとした、
コンロ部分のカウンターは奥行きをとり簡単な食事が出来る。
キッチンの横にはパントリーと外部にサービスバルコニーがある。
アトリエの仕切り壁・キッチンはマホガニーの突き板仕上げ。


船橋船橋

建築ジャーナル 2012/3号 掲載(企業組合建築ジャーナル)

築40年程の公団タイプの団地4DK-75m2のリノベーション

構造が壁構造の建物の為、間取りの中央に構造体のコンクリート壁があり内部空間は
コンクリートの壁により4つのスペース分れていた。

取り去ることが出来ないコンクリートの壁を残したままのリノベーションが
どういったモノになるか少々心配ではあったが、
木軸の解体出来る壁を壊し・コンクリート壁の仕上げを剥がし
内部建具とその枠を全て取り去り・コンクリートの壁をむき出しにすることで
個々の個室として区切られていた空間は一体化し、
コンクリートの壁はワンルームを程よく仕切る存在感のあるパーティションの様な存在に生まれ変わった。

玄関に入ると正面にディスプレー空間としての「床」が見渡せる。
視線は住空間の奥まで届き広がりを感じながらも、プライベートを確保している。

ダイニングキッチンは、限られた空間を効率的に仕切り生活感を感じさせない構成になっている。
オリジナルのキッチンとダイニングテーブルは、床のフローリングと同じナラの無垢材で作り付けられ素材の一体感が空間を引き締めている。

リビング横の書斎は小上りとなっており、床下は大きな引き出し式の収納になっている。
このスペースはバーチカルブラインドで仕切り、寝室としての利用も可能になっている。




妙蓮寺Pasted Graphic 3

中古を買ってリノベーション 2017/SPRING 掲載(RECRUIT)
Men'sLEE 2012/5号 掲載(集英社)
建築ジャーナル 2012/3号 掲載(企業組合建築ジャーナル)
リフォーム実例 2009/12月 掲載(学研パブリシング)
Real Design No.36 2009/06月号 掲載(えい出版社)

LiVES Vol.40 2008/08月号 掲載(第一プログレス)
 

南に面した一般的な間取りの2LDKマンションのリノベーション

改築前のプランと基本的間取りの位置は変わらないが、部屋の間仕切りを1.9mのパーティションとし、
キッチンをアイランド型のオープンにすることにより全体をワンルームとした。
寝室は、リビングと北側の部屋の間にセミオープンなかたちで配置した。床を90cm上げ、その下を床下収納として利用している。
寝室の天井高は1m55cmだが寝る為の部屋として割り切ることにより、収納スペースを確保しワンルームの空間としても面白い構成になった。
LDKと北側の部屋はベッドルームの一段上がったスペースを介してつながっており、
部屋としてのプライベート性を確保しつつそれぞれの気配を感じられる。




 北鎌倉北鎌倉

北鎌倉の谷の中腹にある眺めと日当りの良い敷地に建つ古屋を改築・
2階にアトリエを増築した住宅。

施主の希望は、古びた木造住宅の味わいを大切にしたい。
一見ないげない部分へこだわった住宅になっている。



Pasted Graphic 5Pasted Graphic 2

日本橋にある関東大震災直後に建てられたという古いビル内部の改装。

改装前は、古い壁の上にGL工法により石膏ボードが貼られ、当たり前の様にビニールクロスで仕上げてあった。
床も同様に、古いヒノキのフローリングの上にコンパネが貼られ、タイルカーペットで仕上がっていた。

当初内装の仕上げをどの様なものにするか、いろいろ検討していたが、解体が進むにつれて徐々に昔の内装が顔を見せ始めた。
その壁の表情は、とても新築て表すことの出来ない微妙な風雨合いを出していた。

そこで内装に仕上げをするのでは無く、昔の塗装を丹念にはがし竣工当時の漆喰仕上げを上手く生かした仕上げにすることににした。
塗装は、上手くはがれるところもあれば、密着良くはがれないところもあるので、その辺のバランスをみつつの作業になった。

床に関しては、コンパネを打ち付けた釘のあとがずいぶんとあったが、こういった仕上げになると全く気にならない。
昔のオイルがしみ込んだ渋い色の床だたが、さすがに汚れていたので、奇麗に洗いをかけるこことにし、しあげはその後に考えることにした。
当初、渋い壁に古いフローリングをピカピカにコーティングした床といった案もあったが、
最終的には水洗いしたそのままの床で良しとなり、まさに埋もれていた昔の内装を発掘したかたちになった。

あえて何もやらないということも、デザインではないだろうか。

そうなると洋服を掛けるハンガーパイプのデザイン位いしかやることがなくなってきた。
ここはありきたりではないデザインを考えたいところだ。天井から穴の開いたスチールのプレートを下げ、
その穴にハンガーを掛けるデザインを考え寸法を検討した。こういったシンプルなデザインはプロポーションが大切なので、
かなり詳細に穴の大きさ・ピイチ等、原寸のサンプルで確認した。
仕上げは、壁の存在感に負けない様に、スチール素地に透明のウレタンコーティングで錆び止めとした。

最後に天井から吊るすヒモの素材だがいろいろな素材を試したが、最終的に、荷造り用の紙ヒモを数本よって吊るすことにした。
写真では、解りずらいが素材感のバランスは非常によくまとまった。

もう一つ、ビルの間にバルコニーがあり随分前の改装の中でそのバルコニーの上部に波板を渡し室内として利用している場所があった。
ここは物置にでもという話だったが、物置としては奥行きが深く使いずらい、
屋根の形状がトップライトとして改装するのが最適な形だったので、ここを自然採光の採れるフィッティングルームにする事を提案した。
奥行きがあり自然採光が採れるのでフィッティングルームとしては、最適な場所になった。